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「淫具」 [感想]

・淫具/愁堂れな ルチル文庫


淫具 (幻冬舎ルチル文庫)

淫具 (幻冬舎ルチル文庫)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 文庫



淫具、いわゆる、大人のおもちゃですね。
急に亡くなった兄がそれを使っていて、驚く主人公(受)。
親友に相談し、真実を探し別に暮らしていた兄のあれこれを知る。
そして、親友に告白され、嫌悪感がないということで、彼を受けいれ、ハッピーエンド。
でもね、これで終わりじゃなかったんだよね。
受はこれで終わりだったんだけれど、攻が真実を語る。
うーん、これは受には言えないわ。
まさか、兄の相手が攻だったなんて。

愁堂さんの話には、主人公以外のモノローグによるプロローグとエピローグが付いているものがある。
これが付いている話は、おもしろいものが多い。
今回も付いていて、それは兄。
兄の切ない想いが、本編を最後まで読むといっそう切なく思えた。

★★☆

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