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「リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音ー鳥が遺した勲章ー」 [感想]

・リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音ー鳥が遺した勲章ー/瑚池ことり オレンジ文庫


リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 ― 鳥が遺した勲章 ― (集英社オレンジ文庫)

リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 ― 鳥が遺した勲章 ― (集英社オレンジ文庫)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: 文庫



シリーズ3冊目。
1作目に登場し失脚した、あの恐怖のガウェインが、再登場。

今回は、ガウェインに拉致されたニナがいつ助けられるかハラハラドキドキで、がーっと読み進んだよ。
途中、夕ご飯のおかずを買いに徒歩3分の肉屋に行ったくらいか、あとはずっと終わりまで読んでいた。

実は、ガウェインは可哀そうな人だった。
恐怖を与えることで、他の人から存在を認められる。
口が上手い兄王こそ、悪だった。
しかも他に黒幕がいて、その正体はまだわからず。
どうやら、大国が関係しているようで?
うーん、話に幅ができ、おもしろくなってきた。

緊張感いっぱいの話だったけれど、今回の癒しは、リヒト。
ニナのことが好きでたまらなくて、自分の気持ちを隠そうともせず一直線。
情けなく見える時もあるが、頼もしく見える時も。
そんなリヒトだから、ニナの兄のロルフは二人の仲を認められないんだろうね。
ロルフ、シスコンのとこあるし。
リヒトとの一夜が、拉致されたニナの心の支えとなった。
想いは人を強くするんだね。

今回もニナは頑張った。
あの小さい身体で、ガウェインに殺される恐怖と戦いながら。
ガルウェンに真実を語らせるために生きて捕らえるために。
でも、ガウェインは……。

いろんな国の思惑が渦巻いて、次はどんな展開が待っているんだろうね。
次の対戦相手はどこだろうか?
どんな理由で戦うのだろうかねぇ。

★★★★☆

シリーズはこちら↓

リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 (集英社オレンジ文庫)

リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 (集英社オレンジ文庫)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: 文庫



リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 ― 綺羅星の覚悟 ― (集英社オレンジ文庫)

リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 ― 綺羅星の覚悟 ― (集英社オレンジ文庫)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/12/19
  • メディア: 文庫



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