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「カーストオメガ 帝王の恋」 [感想]

・カーストオメガ 帝王の恋/華藤えれな クロスノベルス


【Amazon.co.jp 限定】カーストオメガ 帝王の恋(ペーパー付き) (CROSS NOVELS)

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  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: 単行本



オメガバースもの。

英国名門貴族の嫡男のアルファと×彼のいとこで義弟になった彼に次ぐ継承権のアルファ。
といっても、尚央は愛人の子で、カーストの最下位。
イーサンに憧れ、彼と同じ学校に通うために勉強とバイオリンを頑張って、同じ学校に編入できた。

イーサンは帝王で、それごとく振る舞う。
でも、尚央の前でだけは、本来の彼になる。
イーサンと尚央の、甘い休日。
がっついたえっちシーンはなく、二人の強い意志が感じられる。
お互いが、彼を手に入れたいと思う。
尚央にとってイーサンは、神。

どちらともアルファなのに、突然、尚央がオメガに変化してしまう。
そうとは知らず、求めあうままに抱き合い、尚央は妊娠。
けれど、イーサンはテロにあい、行方不明。
これから生まれる子供のために一族の男(オメガ)と結婚する、尚央。
この男が、今回のヒール。
親切な振りをして、復讐し財産を奪おうとする。
最後はハッピーエンドで終わるのはわかっているから、早くイーサンが尚央のところに戻ってくるのを読みたくて、ページを捲る手が早くなる。
でも、そう簡単にはハッピーエンドにはならなくて、またひと悶着。

結論を言うと、もっとハッピーエンドのシーンを堪能したかったな。
最後はちょっと勇み足で終わってしまった気がする。

★★★☆

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