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「アルファ皇子の宮中秘恋」 [感想]

・アルファ皇子の宮中秘恋/小中大豆 ルビー文庫


アルファ皇子の宮中秘恋 (角川ルビー文庫)

アルファ皇子の宮中秘恋 (角川ルビー文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/07/01
  • メディア: Kindle版



中華風オメガバースもの。

ずっとベータとして生きてきた、雪。
唯一のベータとして官吏に登用された。
新しい仕事は、弟皇子の創設する研究機関の秘書役。
始めは反感ばかりだったが、次第に心を開いていく……。

雪の皇帝に対する崇拝ぶりが、おもしろい。
皇帝オタクというか、推しになっている。
尊いと敬い、お一人様1冊限定グッズの購入に並び、それを神棚(グッズを並べる)に奉り眺める。
皇帝の前では、同じ空気を吸うことは恐れ多いと、息を止める。
面白いヤツ……。
と、淑英も思っていて、でもそれは、恋心になっていく。
幼い頃に出会っていた、二人。
運命の番だったから、雪は熱を出し、淑英は彼をずっと探していた。
これぞ、オメガバース。
オメガバースって、わかりやすい設定と展開だわ。

皇帝を陥れ、宮中を牛耳ろうとしている、役人や貴族。
それがちょっと少なかったかな。
もっと引っ張ってほしかった。
オメガバースにしてはえっちシーンが少ないうえにエロも少なかったから。

★★★

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