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「三日月邸花図鑑 花の城のアリス」 [感想]

・三日月邸花図鑑 花の城のアリス/白川紺子 講談社タイガ


三日月邸花図鑑 花の城のアリス (講談社タイガ)

三日月邸花図鑑 花の城のアリス (講談社タイガ)

  • 作者: 白川 紺子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/09/20
  • メディア: 文庫



未読の本を読んで減らそうと、今回読んだのは、これ。
「後宮の烏」が面白かった、白川紺子さんの。
和風アリスファンタジー。

庭の秘密を解き明かす、話。

さすが、白川紺子さん。
読んでいくうちに、止まらなくなってしまう。
読むのが。

真実は、悲しいものだった。
身代わりなって殺された少女。
医者の娘なのに、お姫様として。
彼女の気持ちも、身代わりにせざるを得なかった親の気持ちも、真実を知った光一の気持ちも、痛い。
悲しいから、痛い。

ラストが、爽やかに終わっているのが救い。

★★★

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