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「愛されオメガの授かり婚」 [感想]

・愛されオメガの授かり婚/秀香穂里 クロスノベルス


愛されオメガの授かり婚 (CROSS NOVELS)

愛されオメガの授かり婚 (CROSS NOVELS)

  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 単行本



面白そうだと買ったのに、読むのを忘れてしまっていた本。
3ヵ月以上経って、やっと読んだ。

オメガバース。

秀さんはプレイに問題(過激、または変態)な攻を書くのが多いが、この話の攻でアルファの華原は、そんなことはない。
真面目で、誠実で、家族思いで、仕事に手を抜かず、家事もし、本や映画好きな、いい男。
そんなアルファに愛されているオメガの泉は、幸せ者だよ。

両親が幼い時に亡くなり、施設で育った、泉。
自分の子供が欲しいと、マッチングアプリに登録した。
そこで知り合った、ハラダというアルファの人。
彼は、泉のバイト先である図書館によくくる、泉が好意的に思っている人だった。
話に秀さんらしい激しさはないけれど、読んでいるこっちも幸せになってくる話。
こういう穏やかな愛も、秀さんは書ける人だったのね。

華原が私の好みにドンピシャということもあり、めちゃ話がよかった。
私の一番好きなシーンは、華原さんが病室のベッドで泉の姿を見て涙がこぼれてきた時。
こんなにも愛されているよ、泉。
もう離れないで。

続編のショートストーリーは、パリで国際的な賞をもらった華原に伴って家族4人でパリに行く話。
二人の子供が、めちゃ可愛い。
幸せそうで何より。

★★★★

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