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「メイデーア転生物語1 この世界で一番の悪い魔女」 [感想]

・メイデーア転生物語1 この世界で一番の悪い魔女/友麻碧 富士見L文庫


メイデーア転生物語 1 この世界で一番悪い魔女 (富士見L文庫)

メイデーア転生物語 1 この世界で一番悪い魔女 (富士見L文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/10/15
  • メディア: 文庫



かくりよの宿飯が終わった友麻さんの、新シリーズ。
発売前に予約して買ったんだけれど、読まずしだいで、やっと読んだよ。

日本で高校生だった前世の記憶がある、悪い魔女の末裔の少女が主人公の、ファンタジーもの。

一気に読む私には珍しく、2回に分けて読んだ。
おもしろかったから一気に読みたかったんだけれど、眠くて。
翌朝、仕事もちょうど休みで、残り半分の続きを読んだ。

この話のおもしろいところは、転生してきた救世主の女子高生が主人公ではなく、恋のライバルである魔女の末裔が主人公というところ。
それは、友麻さんの他のシリーズ「鬼嫁日記」もそう。
おとぎ話のお姫様ではなく、魔女視点で話が進む。
魔女だから悪いのではなく、魔女という存在を悪くしている視点をひっくり返して。

マキアは純粋。
トールのことが好きだから、彼にそのことを伝えたいという強い想いで困難に立ち向かう。
まだ1巻目だから、そこまでの強い想いはなく、守護者に選ばれ離されてしまったトールに会いたくて、魔法学校に進む。
1巻目のラストは、1年生の夏休み。
卒業はまだまだ先。
でも、ラストに守護者の印が現れたから、もう学校へは通わず王宮住まいになるのかな?

マキアとトールはどう見ても両想いなのに、相手になかなか伝わらず機会もなく、守護者も邪魔をして(前世でも邪魔をしていた)、もう読んでいてきゅんきゅん[揺れるハート]したよ。
マキア、頑張って!

この話、友麻さんがデビュー前にwebで発表されていたもので、すでに完結しているとのこと。
文庫にして15冊分。
ということは、ハッピーエンドまでまだまだ先。
何年かかるんだ?
待ち遠しい。

来月、2巻目が発売。
もちろん、予約済。
早く続きが読みたい!

★★★★☆

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