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「探し物屋まやま」 [感想]

・探し物屋まやま/木原音瀬 集英社文庫


捜し物屋まやま (集英社文庫)

捜し物屋まやま (集英社文庫)

  • 作者: 木原 音瀬
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: 文庫



帯の背には、
男子四人の ドタバタ事件簿
帯の表紙側には
能力者の弟    × 自称小説家の兄
表紙は、背の高いイケメンの弟が後ろから前に立つ背の低い兄の肩と顎に手をまわしている、イラスト。
でも、これ、BLじゃないんだよねぇ。
帯の文字は軽そうなのに、中身は重い部分もあるんだよねぇ。
だって、木原さんだもの。

血の繋がらない兄弟が営む、探し物屋。
弟がみて、兄がそれを依頼人に伝える。
最初の依頼人は、放火で住むところを無くした、引きこもり男。
兄弟の協力で、放火犯が捕まる。
ま、これは普通な話。
引きこもり男はドルオタで、テナントの法律事務所の弁護士もそのグループのドルオタで、意気投合。
兄弟二人と、この二人が、帯の背の男子四人。
2つ目の話が、四人でキャンプに行く話。
彼女を殺そうとする男が、怖い。
顔がいいのでモテるようだが、心の中では殺したがっている。
3つ目の話は、セクハラで有名作家を訴える編集者の話。
この話は、スカっとしたよ。
4つ目の話は、白雄の話。
白雄、黒い。
怖い。
対する和樹は、白い。
他の二人も、わりと白い。
いい人なのよ、和樹。
そして、白雄のことをちゃんと怒る。
これ大事。
和樹がいなかったら、白雄はどうなっていたことやら……。
白雄、怖すぎるよ~。

これ、シリーズになるのかな。
それより、吸血鬼シリーズの続きを書いて欲しい。
かなーり、出てないぞ。

★★★

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