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「街の赤ずきんと迷える狼」 [感想]

・街の赤ずきんと迷える狼/中原一也 キャラ文庫


街の赤ずきんと迷える狼 (キャラ文庫)

街の赤ずきんと迷える狼 (キャラ文庫)

  • 作者: 中原一也
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2019/10/26
  • メディア: 文庫



赤いマントを纏う運び屋の赤ずきんちゃんと、彼を追う警視庁の特殊部隊ウルフの捜査官との話。
赤ずきんちゃんが攻で、ウルフが受。

こういう敵と味方の追いかけっこの話は、好き。
書いているのが中原さんだから、攻の赤ずきんちゃんは、40近いオヤジ。
オヤジなんだけれど、身軽に動くんだよねぇ。
ウルフの向井よりも。
タバコを吸う姿にも、オトナの色気があって、向井は惹かれる。
そして、赤ずきんの工藤もまた、向井に惹かれる。

途中から、二人は協力する。
そして、追われながら、真のヒールであるウルフトップの遠野の悪事を暴いていく。
それは派手なようで地味。
そうなんだよねぇ、地味なんだよねぇ。
派手なカーチェイスもないし、追いかけっこもないし、戦いもないし、地味。
そこのところが残念。

イラスト担当のみずかねさんのカラー表紙イラストが、好き。
向井、めちゃ色っぽい。
工藤、オトナの恰好よさを感じる。

★★★

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