「妖琦庵夜話 ラスト・シーン」 [感想]
・妖琦庵夜話 ラスト・シーン/榎田ユウリ 角川ホラー文庫
妖琦庵夜話、本編決着!
1巻目は文庫ではなく書籍で発売された、このシリーズ。
イラストも、やまねあやのさんから中村明日美子さんに変わった。
文庫になって買いやすくなったのはいいが、イラストはやまねさんのほうが好きだった。
ま、話のテイストを考えると、中村さんのほうがいいのかもしれないが。
本編決着。
ということは、番外編やスピンオフが発売される可能性もあるというのか?
どうなんだろう?
ま、本編はこれで決着ということで。
この巻は前巻からの続きになっているんだけれど、話が進まない進まない。
読んでいるとすぐに眠たくなっちゃって、読み終えるのに時間がかかったっちゃ。
伊織と青目の幼い頃もちょくちょく出てきて、よけい話が進まない。
やっと進んだと思ったら、そこからは怒涛の展開。
一気に鵺が登場するシーンに進んでいく。
あの場面で、伊織は青目を撃つ選択肢しかなかったわけで、それがお兄ちゃん子の青目にとっての幸福で、伊織や彼を信頼している人にとって重荷になった。
そして、すべての元凶である鵺がうれしそうに現れ、まさかの展開。
この時のために、警察はじっと我慢していたんだね。
これで伊織が救われた。
シリーズ本編決着巻ということで、いろんな伏線が回収されていく。
まさか、ここにきてこんな伏線があったのかと驚くこともしばしば。
さすがです、榎田さん。
クライマックス後は、静か。
伊織がいなくなり、彼を信じて帰りを待っている。
唐突にその日はきて、そして、脇坂が真相に迫っていく。
刑事らしく。
伊織のサトリとしての眼は無くなり、これで本編が決着ということか。
もうサトリでは無くなったから。
めでたしめでたしのラストではなく、尾を引く読後感。
番外編でもいいから、またこの妖琦庵の面々に会いたい。
★★★★
妖琦庵夜話、本編決着!
1巻目は文庫ではなく書籍で発売された、このシリーズ。
イラストも、やまねあやのさんから中村明日美子さんに変わった。
文庫になって買いやすくなったのはいいが、イラストはやまねさんのほうが好きだった。
ま、話のテイストを考えると、中村さんのほうがいいのかもしれないが。
本編決着。
ということは、番外編やスピンオフが発売される可能性もあるというのか?
どうなんだろう?
ま、本編はこれで決着ということで。
この巻は前巻からの続きになっているんだけれど、話が進まない進まない。
読んでいるとすぐに眠たくなっちゃって、読み終えるのに時間がかかったっちゃ。
伊織と青目の幼い頃もちょくちょく出てきて、よけい話が進まない。
やっと進んだと思ったら、そこからは怒涛の展開。
一気に鵺が登場するシーンに進んでいく。
あの場面で、伊織は青目を撃つ選択肢しかなかったわけで、それがお兄ちゃん子の青目にとっての幸福で、伊織や彼を信頼している人にとって重荷になった。
そして、すべての元凶である鵺がうれしそうに現れ、まさかの展開。
この時のために、警察はじっと我慢していたんだね。
これで伊織が救われた。
シリーズ本編決着巻ということで、いろんな伏線が回収されていく。
まさか、ここにきてこんな伏線があったのかと驚くこともしばしば。
さすがです、榎田さん。
クライマックス後は、静か。
伊織がいなくなり、彼を信じて帰りを待っている。
唐突にその日はきて、そして、脇坂が真相に迫っていく。
刑事らしく。
伊織のサトリとしての眼は無くなり、これで本編が決着ということか。
もうサトリでは無くなったから。
めでたしめでたしのラストではなく、尾を引く読後感。
番外編でもいいから、またこの妖琦庵の面々に会いたい。
★★★★