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「パブリックスクールのジュリエット」 [感想]

・パブリックスクールのジュリエット/弓月あや シャレード文庫


パブリックスクールのジュリエット (二見シャレード文庫 ゆ 5-6)

パブリックスクールのジュリエット (二見シャレード文庫 ゆ 5-6)

  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2021/08/24
  • メディア: 文庫



英国のパブリックスクールが舞台。
生徒総代で伯爵家の嫡子・テオドア×日本の養護施設で育った蓮來。

蓮來は自分のことをジュリエットに例えているけれど、最後は自分はジュリエットではないと言う。
ジュリエットは恋のために命を絶ったけれど、自分は決して死なない。
テオと一緒に生きて、幸せになる。

話自体は短くて、すぐに読み終える。
話の始まりは8月の終わりで、終わるのは9月、つまり新学期が始まった時。
たったこれだけ。
これだけの日数で、孤児だった蓮來の人生は大きく変わる。
日本からイギリスに来て、パブリックスクールに転入し、テオと出会って恋に落ち、退学になりそうだったのがそのまま通えることになり、テオと結ばれる。
ヒールが弱いので、なんかあっけない。
子供らしい意地悪なだけ。
残酷でもなく。
物足りない。
両想いになり、いきなりそのままえっちシーンに、それも、蓮來のほうが煽ってというのも、話を短くしている。
物足りない。
だから、ページ数が少ないのね、この話。
蓮來のまっすぐな心根はよかった。

イラスト担当は私の好きな蓮川愛さんなんだけれど、攻・受ともに好みではなく、残念。

★★☆

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