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「香港シェヘラザード 下・花の奸」 [感想]

・香港シェヘラザード 下・花の奸/三角くるみ 富士見L文庫


香港シェヘラザード 下・花の奸 (富士見L文庫)

香港シェヘラザード 下・花の奸 (富士見L文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/02/15
  • メディア: 文庫



香港が舞台の、新人女性外交官が誘拐された邦人女性を救うために奔走する話。
その、下巻。

2冊同時発売で、よかった。
続きがすぐ読めたよ。

冒険活劇という甘い話ではなく、エンターテインメントというスカっとする話でもなく、文芸作品との中間くらいの話。
凌辱シーンはあるけど出てこないから、女性でも読める。
残酷に人は死ぬから、怖いけれど。
人の残酷さや醜さも出てくるけれど、面白くて一気に読める。

蓮子さんを救出する時の、カーチェイス。
映画を見ているかのようだったよ。
ヘンタイ野郎から無事に取り戻せてよかった。
でもね、蓮子さんの治療や聴取は、まだまだ終わらず。
梨玲が殺されたシーンを思いだすこともあるんだろうか。

1巻目にはほとんどなかった、ラブがあった。
立花、秋穂のことが好きになったのね。
事件が解決(というか、秋穂の処分はこれからだけれど)して、立花側の話で、どういうふうに秋穂に惹かれていったことがわかる。
事件後、日本で査問を受ける秋穂の前に、立花がお花見のお誘いに。
立花、ある意味すごいわ。
立花、気まぐれじゃないのね。
本当に秋穂に惹かれているのね。
別れ際のキス。
香港には戻らずバンクーバーに通訳の仕事で行くという秋穂。
次の舞台は、バンクーバーということか。
この話、シリーズものだというので、次巻も出るね、きっと。
楽しみだ。

この事件の黒幕は、立花。
いつか、香港の黒道組織を牛耳るのか?

★★★★

シリーズはこちら↓

香港シェヘラザード 上・蕾の義 (富士見L文庫)

香港シェヘラザード 上・蕾の義 (富士見L文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/02/15
  • メディア: 文庫



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