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「夢を生む男」 [感想]

・夢を生む男/沙野風結子 キャラ文庫


夢を生む男 (キャラ文庫)

夢を生む男 (キャラ文庫)

  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: 文庫



未読の山からの、1冊。
買って2ヵ月ちょっと経ってから、やっと読んだ。

先祖代々予知夢を操ってきた一族の末裔と、先祖代々その一族を庇護し支配してきた一族との話。

暁の世話係の伊織のこと、誤解していた。
暁を操っているのだと。
でもそれは、違っていた。
支配から守るためだった。
暁もまた、私と同じように伊織のことを誤解していた。
伊織、いい人だった。

暁の兄である朔と湊士との関係も、誤解していた。
湊士が兄のことは、支配だけしているのだと。
愛などないと。
でも、違っていたんだね。

予知夢を現実にする一族と、それを調律する一族。
いびつな関係。
でも、これからは違うものになっていくのね。

★★★

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