「宮廷神官物語十二」 [感想]
・宮廷神官物語十二/榎田ユウリ 角川文庫
完結したかと思いきや、描き下ろしの完結巻が出た。
前巻のエンドから、10年以上、15年くらい後になるのかな、この話は。
王は藍晶に変わり、なんと、櫻嵐と曹鉄が結婚して、子供(翠嵐)もいる!
鶏冠は大神官にまだなっていなくて(いまだに渋っている)、天青は神官になっていた。
みんな、成長したのね。
そして、天青視点がほとんどなくなり、翠嵐視点が多い。
比較的多いだけで、いろんな人物にスポットライトがあたっている。
今回のヒールは、王妃の父親。
藍晶も結婚したのよ。
最初は土木工事に尽力した人だっただけが、あれよあれよと出世し、王に意見できる立場に。
最初は小物だったが、実は大きな野望を持っていた。
そうそう、ヒールはこうでなくっちゃ。
この錫石の妻や子供は、暴君に逆らえず、怯え、何も言えない。
錫石の身内も加担していたらかなり長引くヒールだったんだけれど、彼だけだったのが、まだ救いかな。
と言っても、なかなかしぶとい男だったが。
翠嵐は事件に巻き込まれ、最後にはいろんな意味で成人になっていく。
母親と父親と、師匠である鶏冠と天青の影響で、かなり聡い子だけれど、まだ12歳。
これからも、彼女の成長が楽しみである。
最後に。
願わくば、ダンテには幸せになって欲しい。
★★★★
完結したかと思いきや、描き下ろしの完結巻が出た。
前巻のエンドから、10年以上、15年くらい後になるのかな、この話は。
王は藍晶に変わり、なんと、櫻嵐と曹鉄が結婚して、子供(翠嵐)もいる!
鶏冠は大神官にまだなっていなくて(いまだに渋っている)、天青は神官になっていた。
みんな、成長したのね。
そして、天青視点がほとんどなくなり、翠嵐視点が多い。
比較的多いだけで、いろんな人物にスポットライトがあたっている。
今回のヒールは、王妃の父親。
藍晶も結婚したのよ。
最初は土木工事に尽力した人だっただけが、あれよあれよと出世し、王に意見できる立場に。
最初は小物だったが、実は大きな野望を持っていた。
そうそう、ヒールはこうでなくっちゃ。
この錫石の妻や子供は、暴君に逆らえず、怯え、何も言えない。
錫石の身内も加担していたらかなり長引くヒールだったんだけれど、彼だけだったのが、まだ救いかな。
と言っても、なかなかしぶとい男だったが。
翠嵐は事件に巻き込まれ、最後にはいろんな意味で成人になっていく。
母親と父親と、師匠である鶏冠と天青の影響で、かなり聡い子だけれど、まだ12歳。
これからも、彼女の成長が楽しみである。
最後に。
願わくば、ダンテには幸せになって欲しい。
★★★★