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「ケーキ王子の名推理5」　[感想]

・ケーキ王子の名推理5／七月隆文　新潮文庫nex

作者: 七月隆文
出版社/メーカー: 新潮社
発売日: 2020/07/10
メディア: Kindle版

シリーズ5冊目。
恋人編。

4巻目の最後、文化祭の時に颯人から告白され、恋人同士に。
今回は、初々しい二人の姿が読める。

もうめちゃ、甘酸っぱい。
二人で学校へ続くカップルロードをドキドキしながら歩き、皆が驚愕。
教室に着くや、質問攻め。
初めてのデートはなんか物足りなくて、手を繋ぎたいとは言えず。
お互いの親にも紹介し、暖かく見守られ、ちょっとずつ恋人らしくなっていく。
初々しいわ。

颯人くんの名推理も、ちゃんとある。
煙の出る時限装置をどのようにして作ったかとか。
料理は科学だという言葉は聞いたことがあるけれど、お菓子作りもそうなんだね。
颯人くん、さすがだ。

未羽が熱を出した時の、颯人くんのかいがいしさ。
親も安心しただろう。
颯人くんは未羽を大事にしてくれると。

実は、颯人も手を繋ぎたいと言いだせなかったこと。
うんうん。
ドキドキもんだね。
そして、キス。
甘すぎるっ。

この話、もうちょっと続くということで、颯人くんの将来のこと、未羽の進路のこしなんかも出てくるのかな。
オーナーの青山さんとカロリーヌとの恋も、なんか大人の余裕でいっちゃってるし。
あと、蓮と葵さんの仲も、進展するのかな?

★★★★

シリーズはこちら↓