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「海賊上がりの身代わり王女」 [感想]

・海賊上がりの身代わり王女/水無月さらら キャラ文庫


海賊上がりの身代わり王女 (キャラ文庫)

海賊上がりの身代わり王女 (キャラ文庫)

  • 作者: 水無月さらら
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2019/08/27
  • メディア: 文庫



久しぶりの、水無月さん。
今回の話は、元海賊の王女の影武者と、その護衛官。

私、海賊ものが好きなんだけれど、これもおもしろかった。
といっても、海でのシーンはそれほど多くはなく、地上が多いんだけれどね。

女の子ぽいその容姿で、幼い頃から性的虐待を受けていた、孤児のデイヴィッド。
彼が、健気に影武者役を頑張る。
そんなディヴィッドに惹かれる、ローレンス。
ディヴィッドもそりゃ、ローレンスに惹かれるわ。

ディヴィッドが王女とそっくりなので、この二人はもしかして姉弟なのかと思いきや、兄妹だったのはローレンスのほうだった。
ローレンスはお父さんが外の女性に産ませた子だと思っていたら、お父さんが引き取った子だった。
それも、国王が外に産ませた子を。
でも、それがよかった。
王宮に王子として育てられたら、暗殺されていたもの。
王子をみんな殺した、国王の弟とその母親(身分が低い洗濯女)。
恐ろしや。

やっぱ海賊もの(王位を争う話だけれど)は、面白いや。

★★★☆

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