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「銀の祝福が降る夜に」 [感想]

・銀の祝福が降る夜に/宮本れん リンクスロマンス


銀の祝福が降る夜に (リンクスロマンス)

銀の祝福が降る夜に (リンクスロマンス)

  • 作者: 宮本 れん
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2019/04/30
  • メディア: 新書



狼が忌み嫌われている国が舞台の、ファンタジーもの。
国王×人狼。
2段組。

人狼である父親を狼狩りで殺され、人間である母親もその2年後に亡くし、森でひとりひっそりと生きてきた、サーシャ。
けれど、食べ物がなくなり、街へ出て働き口を探すことに。
そこで怪しい男たちに騙されそうになっているところに、国王に助けられる。
城で暮らすことになった、サーシャ。
サーシャは国王アルベルトの癒しになり、いつしか二人は愛しあうように。
けれど、アルベルトの弟が狼に襲われて殺され、アルベルトは狼狩りを命じ、それによってサーシャの父親が亡くなったということに、サーシャは苛む。
サーシャは食べられなくなり、そのため耳や尻尾が出て、アルベルトに人狼だと知られてしまう。

サーシャの思いが、そして、アルベルトの思いが、切ない。
王の命令で狼狩りで父親を殺された、サーシャ。
狼に襲われ弟を亡くした、アルベルト。
それでも、愛は勝つなのよねぇ。
憎しみの連鎖を断ち切り、愛を選んだ、二人。
側近も、国民も、大喜び。
二人は結婚する。
めでたしめでたし。

だけどさ、世継ぎはどうするの?
いないじゃん……。

★★★☆

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