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「蒼の王と真珠姫」 [感想]

・蒼の王と真珠姫/華藤えれな クロスノベルス


【Amazon.co.jp 限定】蒼の王と真珠姫(ペーパー付き) (CROSS NOVELS)

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  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2021/10/08
  • メディア: 単行本



ヴェネツィアが舞台。
ファンタジーものというより、おとぎ話。
ラストは、王とお姫様はいつまでも幸せに暮らしましたとさ、おしまい。
で、終わる。

真珠姫ことリアンが、もう、健気で。
もう、可哀そうすぎる。
ひどい家族だよ。
このひどい家族よりももっとひどかったのが、リアンに優しくしてくれるいい人と途中まで思っていた、元首の三男のオルフェオ。
彼は野心家で、自分の出世のために自分の親や兄弟、リアンの家、そして、蒼の王まで利用する。
そんなに覇者になりたいのか?!
恐ろしくて愚かの男よのぉ。

リアンもそうだけれど、蒼の王ことシグのこころが清やかすぎる。
オルフェオのこと、もっと疑ってよかったのに。
あんな恐ろしい男を。

えっちシーンは控えめで、さらっと。
それは話に合っているんだけれど、ちょっともの足りないかな。

★★★

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