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「パブリックスクールー群れを出た小鳥ー」 [感想]

・パブリックスクールー群れを出た小鳥ー/樋口美沙緒 キャラ文庫


パブリックスクール: -群れを出た小鳥- (キャラ文庫)

パブリックスクール: -群れを出た小鳥- (キャラ文庫)

  • 作者: 樋口 美沙緒
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2015/11/27
  • メディア: 文庫



2か月連続発売の2巻目。
完結編。
前半は、学校。
後半は、日本が舞台。

貴族という血に縛られた、エド。
礼のことが好きなのに、言えない。
身近な友人に、エドが礼のことを好きなのにバレバレなのに、当の本人の礼は、にぶにぶ。
じれったいし、エド!

後半、礼が日本に帰り働くようになってから、辛かったはずのパブリックスクールでの出来事が、読んでいるこっちも懐かしく思えてくる。
いろんなことがあったな、楽しいこともあったなと。
なんだか、夢のようで。
礼は前とは全然違って、友人も多くて仕事もこなせていて、あのイギリスでの礼は遠い昔のように思えて。
それは、離れる時に、エドとの別れが綺麗なものだったから。
でも、それでも、エドのことを忘れられなくて。

友人たちはエドが今どこの国にいるか知っていたのに、礼に教えてあげなくて。
礼がまだエドのことを忘れられないことを知っているのに。
エドも礼のことを、しかも、彼のために頑張っていることを知っているのに。
イジワルだね。

エドがついに礼に会いに来てくれた。
でもなかなか言えなくて。
あーもー、じれったいっ!
エドってば。

やっとエドが自分の気持ちを礼に伝え、気持ちが通じ合い、結ばれる時、なんだか泣きそうになったよ。
よかった、よかった。
というか、ここまで来るのに長かった~。

お二人、お幸せに[黒ハート]

★★★★

前作はこちら↓

パブリックスクール: -檻の中の王- (キャラ文庫)

パブリックスクール: -檻の中の王- (キャラ文庫)

  • 作者: 樋口 美沙緒
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2015/10/27
  • メディア: 文庫



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