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「傲慢な支配者の花嫁」 [感想]

・傲慢な支配者の花嫁/橘かおる ルビー文庫


傲慢な支配者の花嫁 (角川ルビー文庫)

傲慢な支配者の花嫁 (角川ルビー文庫)

  • 作者: 橘 かおる
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 文庫



花嫁シリーズ、2作目。
主人公は別の人で、前作の「絶対君主の花嫁」カップルは、脇役として登場。

橘さんといえば、砂漠ものでデビューされた方。
今回の攻もアラブな方。
けれど、今回の舞台は、ほぼ日本。
アラブの王子が、攻。
受は、日本人。

画廊の後継者(創業者の孫)で、失恋の傷がまだ癒えていない、恭之。
その彼のもとに、元恋人の義弟が現れた!
その後、元恋人も現れ……。
裏のあらすじにそんなことが書いてあった。
えっ?! どっちが相手?
最後はどっちとくっつくの?と思いながら読んだよ。
ま、すぐに弟のほうがいい、とわかったが。

経営難の画廊を救いたくて、アシュールは、絵を買う代わりに「自分と恋人として過ごすこと」という条件を出した。
アシュール、恭之のこと、好きだったんだ。
好きだから幸せになって欲しいと、兄に婚約者がいることを教え、帰国の便宜を図ってくれたのね。
あとて、アシュールは、鬼畜じゃない。
「絵のために抱かれろ」なんて、言わない。
めちゃ真摯。
絵も、本当は助けるために資金を出したいんだけれど、それでは恭之がうんと言わないから。
自分の情熱で口説き落とすって。
アシュール、いい男だ!
おー、アシュールの本気をみたよ。
男くさいフェロモンをまき、えっちシーンでも情熱的
読みながら、ドキドキしちゃった[黒ハート][るんるん]
すごく煽られた。

それに比べて兄のジャファルは、皇太子(時期国王)になるために有力者の娘と婚約し、もうすぐ結婚。
けれど、愛するのは恭之で、彼に愛人になれと。
そんな身勝手な、ねえ。

恭之を攫いに来るところも、豪快。
結婚式で花嫁と抱きしめあっている花婿を引き離し、ヘリコプターで攫っていった。
そして、豪華客船に。
(この豪華客船の持ち主が、ダニエル)
ここで初夜って。
さすが、アラブの王子、やることが違う。

途中、嫉妬深いアシュールも見られて、おもしろかった。

前作カップル、ダニエルと悠斗の幸せなところも見られた。

恭之の幼馴染みで親友の美晴ちゃん、あんたいい女になるよ、きっと。
頑張って!

★★★★

シリーズはこちら↓

絶対君主の花嫁 (角川ルビー文庫)

絶対君主の花嫁 (角川ルビー文庫)

  • 作者: 橘 かおる
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/01/01
  • メディア: 文庫



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