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「誘惑の部屋に捕らわれて」 [感想]

・誘惑の部屋に捕らわれて/水上ルイ ルビー文庫


誘惑の部屋に捕らわれて (角川ルビー文庫)

誘惑の部屋に捕らわれて (角川ルビー文庫)

  • 作者: 水上 ルイ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 文庫



私、この本のパレット文庫(小学館)を持っている。
水上さんがデビューした時からのファンで、彼女の作品は、新作はすべて発売前に予約して購入している(文庫化されたものは買っていない)。
この本が同じものだと気づかないまま予約して、買ってしまった[あせあせ(飛び散る汗)]
うー、バカバカバカ。

で、買ったのだから読んでみると、前とは違う、「新刊だ、うれしいな[るんるん] イラストもやまねあやのさんだし[黒ハート]」というのはなく、舞い上がっていない冷静な気持ちで読むことができた。

水上さんの話はいつも、受・攻交互の視点で進んでいく。
この話はイタリアが舞台で、攻のディーノはイタリア人の大富豪の時期当主。
受は、憧れている建築家の下で働きたくて、イタリアにやってきた、18才の日本人の裕介。

水上さんらしい、ロマンチックで、セレブリティな話。
裕介は若いが才能があり、将来が楽しみに逸材。
ディーノは、すでに建築家として認められていて、家も大富豪。
けれど、ページ数が少ないからか、持っていきかたがいささか強引かな?
挫折しないし、ピンチというシーンもないし。
悪役も出てこない(婚約者はちょっと意地悪だが、女性はこういう面がわりとあるよ)。
えっちシーンも、いつもより控えめかな?
温い。
ページ数も少ないような。

書き下ろしのショートストーリーは、ほんと短い
物足りない。
初回限定のチラシのSSも、ホント短い
残念。
それにしても、後からプールの水を替えたんだろうか…・笑

やまねあやのさんのイラストは、すべて当時のもの。
表紙もそのまま。
描き下ろしは、1枚もない。
めちゃ残念!

この本のパレット文庫を持っている、読んだことがあるという人には、物足りないと思う。

★★☆

パレット文庫のはこちら↓

誘惑の部屋に捕らわれて (パレット文庫 (み4-1))

誘惑の部屋に捕らわれて (パレット文庫 (み4-1))

  • 作者: 水上 ルイ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫



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