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「金沢古妖具屋くらがり堂 巡る季節」 [感想]

・金沢古妖具屋くらがり堂 巡る季節/峰守ひろかず ポプラ文庫


金沢古妖具屋くらがり堂 巡る季節 (ポプラ文庫ピュアフル Pみ 6-5)

金沢古妖具屋くらがり堂 巡る季節 (ポプラ文庫ピュアフル Pみ 6-5)

  • 作者: 峰守 ひろかず
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2022/07/05
  • メディア: 文庫



地元・金沢が舞台の、妖怪もの。
シリーズ4冊目にして、最終巻。

ポプラ社の新聞広告は今まで見たことなかったんだけれど、この本が発売されてすぐに、地元地方紙の新聞広告に載っていた。
さすが、地元。
このシリーズは、地元の実在する場所や建物やお店などが登場するから、地元民にはすごく現実味があるんだよねぇ。
ありがたや、ありがたや。

最初の頃、沖縄からくらがり堂を目指して、若いカップルがやってくる。
このシリーズでは初めてなんじゃないかな、恋人同士なのは。
しかも、妖怪と人間のカップル。
この二人、ラブラブなんだよねぇ。
妖怪と人間という隔たりもなく。
単なるバカップルじゃないところも、いい。

汀一と時雨が、時雨の故郷に行く。
限界集落。
人がいなくなるということはどうなることか、悲しい。
けど、また人がいなくなるということと割り切る、土着の妖怪たち。
そうだよね、昔、太古の昔、人が住んでいなかったんだ。
それが住むようになった。
そっか、前に戻るだけなのか……。
なんか、切ないね。

そして、クライマックス。
くらがり堂の地下に閉じ込められている妖怪との対決。
こちらもまた、切ない。

現代日本の、妖怪との共存。
もしかしたら、妖怪は身近にいるのかもしれないね。

あとがきによると、もしかしたら続きが出るかもと。
出て欲しいな。

★★★

シリーズはこちら↓

(P[み]6-1)金沢古妖具屋くらがり堂 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[み]6-1)金沢古妖具屋くらがり堂 (ポプラ文庫ピュアフル)

  • 作者: ひろかず, 峰守
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: 文庫



金沢古妖具屋くらがり堂 夏きにけらし (ポプラ文庫ピュアフル み 6-3)

金沢古妖具屋くらがり堂 夏きにけらし (ポプラ文庫ピュアフル み 6-3)

  • 作者: 峰守 ひろかず
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2021/07/06
  • メディア: 文庫



金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば (ポプラ文庫ピュアフル)

金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば (ポプラ文庫ピュアフル)

  • 作者: ひろかず, 峰守
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: 文庫



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コメント 2

英ちゃん

妖怪ものと言えば、私は最近「ゲゲゲの鬼太郎」のオンラインゲームをやり始めました(^_^;)
しかし、やり方がイマイチ分からないんだけどね(;'∀')
by 英ちゃん (2022-07-23 02:13) 

ピンキィモモ

英ちゃんさま>
妖怪、異世界トリップなどが流行っていますね。
ゲゲゲの鬼太郎は、幼い頃、TVアニメを見ていました。
ちょっと怖かったです。
by ピンキィモモ (2022-07-23 21:49) 

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