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「少年しのび花嫁御寮」 [感想]

・少年しのび花嫁御寮/沙野風結子 シャレード文庫


少年しのび花嫁御寮 (二見シャレード文庫 さ 7-2)

少年しのび花嫁御寮 (二見シャレード文庫 さ 7-2)

  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2021/05/24
  • メディア: 文庫



甲賀忍者の棟梁×甦りの秘術を持つ抜け忍の伊賀忍者の花嫁もの。
大正時代の東京市が舞台。

甦りの秘術を持つおかげで、祖父と一緒に伊賀から出た、昌。
祖父も亡くなり忍者犬と山奥でひっそりと暮らしていたが、ある日突然襲われ、甲賀忍者の虎目の花嫁にされてしまう。

この虎目、最初はめちゃ強引だったが、昌はだんだんと惹かれていく。
昌がね、めちゃ純粋なのよ。
しかも、自分のことより他人のこと。
虎目のために、自分が死ぬ前に秘術を虎目に伝えないとと思っちゃう。
虎目が死んだ思い人を甦させるために。

甲賀忍者と伊賀忍者との確執や戦いではなく、政治の話が絡んでいく。
華族につく伊賀忍者と、平民につく甲賀忍者。
仲間の裏切り。
どんどん話が大きくなっていく。
クライマックスは、浅草。
浅草でこんな戦いが繰り広げられているなんて、平民や華族は思ってもみないことだろう。
忍者だから、人知れずということで。

沙野さんだから、えっちシーンもちょっと刺激的。
触手も登場。
触手に操られるのは、嫌だな。

こんな残り少ないページ数で終われるのかと危惧したけれど、ちゃんと自分も想いを告げた後のえっちシーンも入っていた。
一日中しちゃうわけね[あせあせ(飛び散る汗)][黒ハート]
はいはい。

★★★☆

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