SSブログ

「王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~」 [感想]

・王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~/華藤えれな クロスノベルス





魔女が登場するファンタジーもの+オメガバースもの。

攻の王子様が魔女をやっつけるのではなく、受が兄と国を救うために孤独に頑張る話。
薔薇を摘み、それで糸を染め、それで糸を紡ぎ、絨緞を織る。
言葉を発せず、無言で過ごし。
魔法で狼にさせられた兄を救うために。
国王になる兄のために。
受が魔女と対峙し、攻はぜんぜん。
攻の王子様であるレオニードは、戦いを好まず、試合では初戦負け。
魔女は結局、魔女裁判で裁かれる。
いいの、シダは優しい心の持ち主のレオニードが好きなんだから。

オメガバースということで、シダはレオニードと番になり、子供を産む。
華藤さんて、それは話の最後ではなく中ほどなんだよねぇ、ほとんどが。
最後のハッピーエンドでは、子供が二人になっている。
それも、結婚式の前に二人の子持ち。
ちょっとおとぎ話な話なせいか、えっちシーンはえっちくない。
攻の性格が穏やかのせいもあり?

うーん、もっとおとぎ話色を強くするか、反対にオメガバース色を強くするか、どちらかに重点を置いた方がよかったかも。

エピローグのシダ、本編とは別人のようで、レオニードも私もびっくり。
けっこう活発な王子だったのね。
木に登り、弓を射る。
なのね……。

★★★

nice!(39)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 39

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。