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「霧の王宮、牡丹の初恋」 [感想]

・霧の王宮、牡丹の初恋/樹生かなめ セシル文庫


霧の王宮、牡丹の初恋 (セシル文庫)

霧の王宮、牡丹の初恋 (セシル文庫)

  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: 文庫



中華風BL。
無実の罪で亡くなった人の良い役人の事件の真相を暴くために宮廷に行き調査する、貧乏長屋に住む天女のような美しい美貌を持つ香霧の話。

今回の受の香霧、正義漢溢れるめちゃ騒がしい男。
これでも、褒めているんだよ。
彼のおかげで、小難しい話になっていない。
とても魅力的なキャラクターだ。

一方、今回の攻は、宮廷ということで、たぶん男色家の第五皇太子だろうなと思うんだけれど、彼が一向に出てこない。
会話には出てくるのみ。
調査の手助けをしてくれる下級文官が二人、香霧と行動を共にする。
読み進んでいくうちに、いくら待っても皇太子その人は登場しないから、文官のどちらかが身分を偽っているんじゃないかなと。
その真相は、事件解決後の最後の最後まで明らかにされなかった。
じらしプレイ?・笑
そのため、えっちシーンは切ないものになった。
でもさ、えっちシーンがその1回しかないというのは、不満。
最後にもう1回入れて欲しかったな。

それにしも、後宮は恐ろしい所だわ……。

★★★☆

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