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「花降る王子の婚礼」 [感想]

・花降る王子の婚礼/尾上与一 キャラ文庫


花降る王子の婚礼 (キャラ文庫)

花降る王子の婚礼 (キャラ文庫)

  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2020/07/28
  • メディア: 文庫



魔法の国から隣国の武力の国に嫁いだ花嫁と、その夫である国王の話。
ファンタジーもの。

約370ページ越えの、分厚い文庫本。
読み終えるのに、2時間半ほど掛かってしまった。
おもしろくて、一気に読んだんだけどね。

姉王女の身代わりの政略結婚。
王女ではなく王子と知られてしまえば、殺されてしまう。
それでも、国を守るために、自分が犠牲になる。
最初は、そんな悲惨な想いばかりで読んでいた。
でも、相手のグシオン王は、いい人だった。
王子だというのは、すで知っていた。
知っての上で結婚したのだった。
リディルの魔力を当てにして。
リディルの幼い頃の大怪我がもとで魔法が使えないと知っても、グシオンの優しさは変わらなかった。
グシオン、いい人すぎる。
でも、まだ話は半分残っている。
実は、グシオンには恐ろしい呪いがかかっていた。
満月の夜、恐ろしい獣になってしまう、というもの。
なんとかしてその呪いを解こうとする、リディル。
愛だねぇ。
その後はファンタジーものらしく、大魔法使いとの対決。
ここのところは、残念ながら、あっけない。
この大魔法使いは、弱い。
それだけ、魔力を持ったリディルの力のほうが上だ、ということか。

最後の最後に、魔法国の秘密がわかる。
なんと、実は王女はいなくて、4人とも王子だと。
そうだったのか。
よその国へ大魔法使いの王女として嫁いだ長兄の話も読みたいわ。
ぜひ。

えっちシーンが2回しかなかったのが、残念。

★★★★

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