「最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵」

・最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵／椹野道流　角川文庫

最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵 (角川文庫)

• 作者: 椹野 道流
• 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
• 発売日: 2014/10/25
• メディア: 文庫

椹野さんの、新シリーズ。
BLではない。
イラスト担当の緒川千世さんも、BL漫画家さんなんだけどね。
しいて言えば、「くろねこ屋シリーズ」と「きみのハートに効くサプリ」と「にゃんこ亭のレシピシリーズ」を足して割ったような話。
いかにも、椹野さんらしい。

舞台は、椹野さん自身が住んでいらっしゃる辺り。
兵庫県の芦屋に近い所。
晩から明け方に営業する定食屋。
そこの主人と、辞めさせられた元芸能人で住み込みの手伝いの話。

最初は普通の話だと思いきや、成仏しない幽霊は出てくるし、眼鏡の付喪神も出てくるし、やはり、椹野さんらしい展開。
だし巻き卵を幽霊に作ってあげる。
彼がだし巻き卵を食べて成仏したシーンは、ちょっと泣けた。
誰かの特別になるってこと、すごく意義があるんだね。

海里も、ちょっとづつ成長していく。
海里はぜんぜんいやな子じゃない。
それよりも、本当はいいことをしたのにスキャンダルにさせられて、芸能界は怖いところだよ。

基本的に、幽霊を成仏されるシリーズになるのかな?
徐々に海里の料理の腕が上がっていき。
で、最後は、付喪神も成仏し、海里の元にマネージャーが訪ねてきて復帰、または、そのまま定食屋を手伝うことにし、めでためでたし?

それよりも私は、X文庫WHの、「奇談シリーズ」の続きが読みたい。
このシリーズ、最後までいってない。
途中になっている。
講談社さん、続きを出して下さい！

★★★☆

コメント 6

だし巻き卵を幽霊に作ってあげる。
って、発想がいいな。
漫画は、いろんな発想が出来ていいよね。

by Ａちゃん (2014-10-30 00:13) 

なるほど、本の名前からして、そんなシリーズになりそうですね。
眼鏡の付喪神って、面白い～です。　^^
by moz (2014-10-30 06:15) 

Aちゃんさま>
nice!とコメントをいただき、ありがとうございます。

だし巻き卵って、作るのはけっこう難しいんですよね。
私はできません・・・^^;
by ピンキィモモ (2014-10-30 12:05) 

mozさま>
nice!とコメントをいただき、ありがとうございます。

このロイド(ロイド眼鏡だから)、すごくおしゃべりなんです。
なかなか楽しい付喪神です。
by ピンキィモモ (2014-10-30 12:07) 

この本は買ってないです。
私も奇談シリーズのほうが気になって気になって・・・。
難産なのかなと思いつつも、早く出してほしいジレンマ。
by しきみ (2014-10-30 22:18) 

しきみさま>
nice!とコメントをいただき、ありがとうございます。

ホント、早く続きを出して欲しいですね。
by ピンキィモモ (2014-10-31 00:18)