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「エンダーのゲーム」を観てきました [映画の感想]

昨日は仕事が休みで、その前の週に公開が始まった映画「エンダーのゲーム」を見に行ってきた。
時間帯の関係上、吹き替え版を。
原作は、今年の頭に読んだ。

この映画は、SF。
と同時に、少年の成長物語。
それは、オトナたちの都合の良い、地球を救う指揮官になるための。

原作本は、上下2巻。
映画は、2時間弱。
よって、かなりはしょっている。
エンダーを成長させるためにわざと仲間はずれに仕向けたりするのは、カット。
エンダーが中心となりスクールのひよこたちで自由時間に練習をするシーンは、カット(ペトラとの自主練は少しあった)。
と、訓練のシーンは、けっこうカットされている。
地球でと訓練の時に起こった、いじめられたエンダーが相手をぶちのめすシーンはちゃんと描かれていて、これだとエンダーの性格が原作とは違うものになってしまったと思った。
そして、何よりカットされているのは、エンダーの姉と兄のこと。
エンダーの人間形成に大きく影響しているこの二人。
選ばれたエンダーが訓練している間、候補だったけれど選ばれなかった二人は、未成年という身分を偽って地球でネットで活動していた。
この二人が、結果、地球での戦争を食い止めた。
それにぜんぜん触れていない。
原作では、ヒロインはペトラではなく、姉のヴァレンタインなのにね。

この映画、原作を読んでいないと、よくわからないつまらないものになってしまうと思う。
侵略者との戦争も地味だし。

クライマックスの、これは訓練ではなく実戦だったとエンダーに告げられたシーン。
オトナのずるくて理不尽なところ。
エンダーにすごく共感できた。
ここはよかった。

翌日、女王の卵を見つけるシーンは、原作とは違っていた。
こんだけ星を破壊してしまったら、こうするほかなかったか。

私は、映画よりも原作のほうがよかったと思った。

そうそう。
映画館でチケットを買った時、声優さんのサイン入りポストカードセットを貰ったよ。
エンダー役の逢坂良太さん、ぺトラ役の佐藤聡美さん、ヴァレンタイン役の白石涼子さんの。

映画のサイトはこちら
原作はこちら↓

エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: オースン・スコット・カード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: 文庫



エンダーのゲーム〔新訳版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

エンダーのゲーム〔新訳版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: オースン・スコット・カード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: 文庫



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コメント 4

しきみ

原作を買おうか思案中です。
原作のほうが面白いでしょうか?
by しきみ (2014-01-22 22:07) 

まるこ

こんばんは。

映画の感想、ありがとうございます。
映画の評価も絶賛な感じじゃなかったのでどうかなって
思っていたのですが・・・。
やっぱり原作本で読む方が、物語の良さが
伝わってきそうですね。
機会をみて、ワタシも読んでみます^^
by まるこ (2014-01-22 22:29) 

ピンキィモモ

しきみさま>
nice!とコメントをいただき、ありがとうございます。

映画はだいぶカットされているので、原作のほうが面白かったです。
今なら、違うタイプの帯が付いていますので、よければそちらをどうぞ。
by ピンキィモモ (2014-01-23 00:19) 

ピンキィモモ

まるこさま>
nice!とコメントをいただき、ありがとうございます。

ぜひ、読んでみて下さい。
この本は、いろいろと考えさせられました。
by ピンキィモモ (2014-01-23 00:20) 

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