「硝子の迷宮」 [感想]
・硝子の迷宮/いとう由貴 リンクスロマンス
雑誌に掲載された話を加筆修正した表題作と、その後の書き下ろしの、2編。
実の兄弟もの。
弟×兄。
兄が交通事故にあい、献身的に支える弟。
けれど、幼い頃から兄のことが好きだった弟が、だんだんと触ってきて……。
弟の直樹は、よくあるパターンとは、ちょっと違う。
穏やかな性格。
作家という仕事。
突然鬼畜になり、兄の慎也を無理やり、はしない。
ただ、兄のことが好きで好きでたまらない。
ま、その一途な想いが、怖いんだけどね。
その想いを知っている友人も、直樹にどうやっても辞めさせる、ということはしない。
そこのところで、うーん…て思っていたんだけれど……。
直樹が自分のことを好きなようには、恋人のことを思っていなかった、慎也。
事故で失明して親しい人が去っていったのに、献身的に世話をしてくれた直樹。
直樹の想いが、自分への愛情がわかったから、慎也も私も、兄弟だという背徳な思いが薄れていった。
ま、最初は嫌がる慎也にあれこれと慣らしていったことは、褒められたことじゃないけれど。
身体だけ手に入れても、心が離れているのはむなしいだけだもんね。
書き下ろしは、慎也が直樹に対して、実の兄弟だという禁忌な気持ちは薄く、もう好き好きオーラ出まくり。
可愛くなっているし。
やり直したいというモトカノにも、きっぱりとお断りするし。
それでまた、ひと悶着あるんだけどさ。
それにしても、このモトカノ、おそろしや。
そんなに弁護士の夫が欲しいのか?
愛情よりも、ステータスが上なのか?
なんちゅう女だよっ
きぃぃぃぃぃ!
ラストがちょっと尻切れトンボのようになってしまったのが、残念。
★★★
雑誌はこちら↓
雑誌に掲載された話を加筆修正した表題作と、その後の書き下ろしの、2編。
実の兄弟もの。
弟×兄。
兄が交通事故にあい、献身的に支える弟。
けれど、幼い頃から兄のことが好きだった弟が、だんだんと触ってきて……。
弟の直樹は、よくあるパターンとは、ちょっと違う。
穏やかな性格。
作家という仕事。
突然鬼畜になり、兄の慎也を無理やり、はしない。
ただ、兄のことが好きで好きでたまらない。
ま、その一途な想いが、怖いんだけどね。
その想いを知っている友人も、直樹にどうやっても辞めさせる、ということはしない。
そこのところで、うーん…て思っていたんだけれど……。
直樹が自分のことを好きなようには、恋人のことを思っていなかった、慎也。
事故で失明して親しい人が去っていったのに、献身的に世話をしてくれた直樹。
直樹の想いが、自分への愛情がわかったから、慎也も私も、兄弟だという背徳な思いが薄れていった。
ま、最初は嫌がる慎也にあれこれと慣らしていったことは、褒められたことじゃないけれど。
身体だけ手に入れても、心が離れているのはむなしいだけだもんね。
書き下ろしは、慎也が直樹に対して、実の兄弟だという禁忌な気持ちは薄く、もう好き好きオーラ出まくり。
可愛くなっているし。
やり直したいというモトカノにも、きっぱりとお断りするし。
それでまた、ひと悶着あるんだけどさ。
それにしても、このモトカノ、おそろしや。
そんなに弁護士の夫が欲しいのか?
愛情よりも、ステータスが上なのか?
なんちゅう女だよっ
きぃぃぃぃぃ!
ラストがちょっと尻切れトンボのようになってしまったのが、残念。
★★★
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