「聖石の使徒狩人の宝」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「聖石の使徒狩人の宝」　[感想] [編集]

・聖石の使徒狩人の宝／前田珠子　コバルト文庫

作者: 前田珠子
出版社/メーカー: 集英社
発売日: 2011/04/28
メディア: 文庫

前田さんの新刊は、「破妖の剣」の続きではなく、予告どおり、「聖石の使徒」の師匠コンビの話の続き。
完結編。
そう、師匠の完結なのに、なぜ、この巻だけ続けて出なかったんだろう？
うーん。
おかげで、前の内容を覚えていないところがあった……。
ま、気にせず読んだけれど。

今回も、本が薄い。
字が大きい！
文庫でこんな大きさのにもするんだ。
小学校の国語の教科書(高学年)くらいかな？
とにかく、大きい。
そして。
本編にイラストがない。
あるのは、口絵のカラーと、登場人物紹介のイラスト、のみ。
よっぽどひどいスケジュールだったんだろうな。
よく発売日に発売されたよ。

で、本編。

最初は、くどくど書いてあるなと思ったけれど、話に引き込まれ、気にならなくなった。

行方知れずの兄貴分を探しているイーダルド、健気な子だよ。
冬の青空は、めったにないから(私の住む北陸は、冬はほとんどどんより空)、キレイなんだよね。
冬は空気も澄んでいるし。
よかったね、サンネイドと再会できて。
サンネイドも、ちゃんと言って出て行かなきゃ、心配したじゃないのさ。
これからも、精進しておくれ。

ある意味深窓の令嬢のカーラがどうして今のようになったのか、わかったよ。
セイへの、相棒への愛だ。
セイがカーラとコンビを組んでいるのも、相棒への愛。
二人にも歴史があるんだね。

この次は、何の話の続きが発売されるのだろう？
えっと、あとがきによると、この「聖石の使徒」の本編の続きではない、と。
じゃ、何?
「破妖の剣」本編の続き？
私、「聖獣シリーズ」本編の続きが読みたいんですけれど?
いったい何年、というか、10年以上、出ていない気がする……。
早く書いて欲しいわ。

★★★

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