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「ゼロの獣」 [感想]

・ゼロの獣/華藤えれな ガッシュ文庫

ゼロの獣 (ガッシュ文庫)

ゼロの獣 (ガッシュ文庫)

  • 作者: 華藤 えれな
  • 出版社/メーカー: 海王社
  • 発売日: 2011/04/28
  • メディア: 文庫



華藤さんのは外国のが多いけれど、今回は、日本。
そして、警察もの。
犯人は誰か?というより、事件の真相と警察組織の争いと攻の正体の、話。

天才的鑑識官×元鑑識官の毒舌敏腕刑事。

受は、捜査一課の鬼畜刑事と呼ばれている。
受なのに、鬼畜……。
攻は、猫系。
しかも、年下。
この話、受が攻ぽいんだよねぇ。
どちらも、傷(トラウマ)を抱えている。

ヤクが絡む連続殺人事件。
裏に、警察組織が絡んでいて。
4年前の事件。
親友だった同僚を、亡くした。

家族が目の前で一瞬で肉塊になり、それから世界がモノトーンになってしまった、飛高。
でも、朝海と出会い、世界も色も取り戻した。
そんな相手(朝海)を好きになるの、必然だよね。
で、脅すようにして、抱いちゃったわけだ。

一方の、朝海。
酔いと薬と精神的に弱っていたせいで、飛高と始めて会ったときの事を忘れていた。
まあね、状況が状況だから。

だんだんと明らかになっていく、事件の真相。
愛しているから、組織の犠牲にしたくない。
事件が解決したら、アメリカに帰れという。
男前だ、朝海。

イラストは、高階佑さん。
黒縁眼鏡の飛高の、正面の顔と斜め横顔が、いい。
眼鏡、似合うなぁ。
朝海は、手を縛られているため覚せい剤を打たれそうになるけど逃げられなくて、ちょっとおびえている表情のが、いい。←私、鬼畜?・笑
ラストのもね。

ごめん。
書いてある事がまとまってないや。

本のカバー下も読み終えて、私、主役の二人よりも、朝海兄と朝海弟の親友だった喜代原の関係が気になって。
飛高には、恋人に似ていると言っていた、兄。
弟には、そんなそぶりも見せなかった兄。
朝海兄、強い人だ。
この二人の話も読んでみたいが、喜代原、死んじゃったしなぁ。
ハッピーエンドじゃないから、発売はされないだろうな。

★★★☆

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