「終わりなき夜の果て(下)」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「終わりなき夜の果て(下)」　[感想] [編集]

・終わりなき夜の果て(下)／和泉桂　リンクスロマンス

作者: 和泉桂
出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
発売日: 2010/11
メディア: 単行本

清澗寺家シリーズ第一部、最終巻。

清澗寺家シリーズが始めて雑誌に掲載されてから、8年。
この巻で、第一部が終了。
発刊巻数は、7巻。
すべて2段組。
これで終わりではなく、次、第二部、続きがまだあるという。
すごい話だ。

雑誌に掲載された表題作の後編と、書き下ろしが3篇。

表題作の前編は和貴の話だったが、後編は、いよいよ、上海に渡った、国貴と遼一郎の話。
この二人がメインなのは、久しぶり。
でも、同人誌でけっこう書いて読んでいるから、そんな気はしない。
やっと、みんな揃ったよ、清澗寺家族が。

作中の世間では、いろいろと噂されている清澗寺家だけれど、また、みんな、この家に生まれて苦しんだけれど、いい家族じゃないか。
これからも、いろいろとあるだろうけどさ。
離れていても、家族は家族。
泣けた

描き下ろし1つめは、クラウディオ×道貴の話、「せつなさは愛の妙薬」。

私、清澗寺家では、このカップルが一番好きなんだよねぇ。
甘々で。
クラウディオはイタリア人だけあって、めちゃ情熱的で、甘い言葉を言い放題だし。
道貴は、素直だし。
(クラウディオ役は諏訪部順一さん。でも、CD「終わりなき夜の果て」は本編しか入っていないんだよね。諏訪部さんの甘い囁きが聴けないなんて、残念)
話は、後編のその後。
アメリカが舞台。
道貴、成長したね。
クラウディオも。
この話も、ラストは泣いちゃったよ

2つめは、描き下ろし1つめの話のその後の、遼一郎×国貴の話(1つめにもちょっと出てくる)。
短いながらも、二人が幸せでいることがわかる。
甘い、話。

そして、とても短い話が1つ。
話の原点になってる、嵯峨野と久貴の話。
祈りの舞は通じて、あなたの息子、そして、あなたの孫は、愛する家族と愛する人たちと一緒に、家で幸せなひと時を過ごしましたよ。

これで、清澗寺家シリーズ第一部が、完。
BLなんだけれど、壮大な大河ロマンの話で、すごくおもしろかった。
第二部は、戦争に巻き込まれる話になるんだろうな。
辛い話になるのかな。

和泉桂さん、お疲れ様でした。
すばらしい話でした。
第二部も、がんばって下さい。
応援しています。

さあ、これで、先に発売されているドラマCDの続きが聴けるぞ！

★★★★★　文句はありません

シリーズはこちら↓