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「夜のオフィスに恋が咲く」 [感想]

・夜のオフィスに恋が咲く/水上ルイ ルナノベルズ


夜のオフィスに恋が咲く (ルナノベルズ)

夜のオフィスに恋が咲く (ルナノベルズ)

  • 作者: 水上 ルイ
  • 出版社/メーカー: ムービック
  • 発売日: 2010/06/30
  • メディア: 新書



リーマンもの。
といっても、水上さんのなので、ただのリーマンものではなく、副社長×新人社員。

攻は、アメリカ大企業創業者の孫で、母親が日本人のハーフ。
受は、大学時代に遊びまくり、成績は悪いし資格はないで、教授のコネでなんとかこの日本支社の庶務課に配属され、女性社員に弟のようだと可愛がられている。

いつもとちょっと違う受だね、と思っていたら、自作のPCを組み立てるだけあって、PCなど機械に強いわ、カフェでバイトしていただけあって、コーヒーを入れるのも上手い。
よく気がきく。
秘書課の皆さんから頼りにされ、で、あれよこれやで、副社長の秘書に抜擢されたよ。
素直でいいこなんだね。

遥介、自分はストレートだと言うけれど、戸惑う想いが切ない。
遥介のことを想うゲイの副社長の想いが、切ない。
こっちまで、胸がきゅん[揺れるハート]て苦しくなる。

そうそう、この純真な想い。
水上さんの本を読んでこんな気持ちを感じたのは、JDシリーズ以来かも。
やっぱいいな、水上さんのリーマンものは。

副社長、めちゃ思いやりがある、いい人だ。
鬼畜じゃないし、無理やりしないし、遥介のことを大切に想っていて、彼を傷つけるようなことはしたくないと思っているし。
遥介に対して切ない想いを抱えていても、遥介に優しいし、遥介を責めない。

クライマックス近くになると、ページの都合でか、一気に話が進んじゃって、残念。
ここもじっくりと読みたかった。

お二人とも、お幸せに。

★★★★

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