「恋と告げるまで」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「恋と告げるまで」　[感想] [編集]

・恋と告げるまで／名倉和希　ダリア文庫

作者: 名倉和希
出版社/メーカー: フロンティアワークス
発売日: 2009/10/13
メディア: 文庫

リーマンもの。
商社の創業者一族の部長×イメージアッププロジェクトを任されたイラストレーター。

「期間限定の恋人」では受の兄で攻の同期だった藤代さんが、今回の攻。
といっても、私、「期間限定の恋人」は読んでいないんだよね

あとがきの、「登場人物がリンクしているだけ」という言葉にも後押しされ、購入して読んだ。

話は、わりと単純。
だからこそ、登場人物が魅力的じゃないと、つまらなくなる。
この話は、みんな個性的というか、魅力的。

部長さん、めちゃいい人だ。
透のわがままを聞いてくれ、仕事が秒刻みで忙しいというのに、一緒に会社のいろんな部門を回ってくれて。
そう、オーストラリアにも。
透を推したのも部長さんだし。
タメ口をきく透にも偉ぶらないし。
透も、素直に会話するし。
部長さん、真面目で、純情なところがかわいい。
母性本能をくすぐられる。

オーストラリアの視察は、二人にとって幸せで、仕事にもそれは出ていた。
透の描いた絵がhappyで愛に溢れていたから。

でも、透は由那のことを誤解して……。
あんなに幸せそうだったのに。

部長さん、忙しすぎます！(視察に行ったせいもあるが)
透を不安がらせちゃダメだよ。
部長さん、言葉なさすぎ。
あんなにバカップルしてたのに。
あーあ。
仕事ばかりで恋愛ごとに疎いから、慣れていないんだね。

ま、何はともあれ誤解も解け、ハッピーエンドで終わってよかった。
えっちシーンはエロめだった。

本編の他に、その後のSSのあり。
由那に透のことを正式に紹介がてら食事をする話。
高村さん、この人なんか尻に敷かれっぱなしなダメダメな人なんですけれど?
由那との仲も、大丈夫なのか?
部長さんは、甘々すぎ。

★★★☆

高村×由那の話はこちら↓