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「新宿退屈男~快楽の祭典~」 [感想]

・新宿退屈男~快楽の祭典~/愁堂れな ラヴァーズ文庫


新宿退屈男~快楽の祭典~ (ラヴァーズ文庫 55) (ラヴァーズ文庫 55)

新宿退屈男~快楽の祭典~ (ラヴァーズ文庫 55) (ラヴァーズ文庫 55)

  • 作者: 著・愁堂 れな
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2008/05/24
  • メディア: 文庫



シリーズ2冊目。
攻は新宿で便利屋を営んでいる、とんでもない家柄でお金持ちで美形で、いつも赤い襦袢を寝巻き代わりにしているだいぶ変わった男。
受は元刑事で、麻薬捜査官をしていて行方不明になっている兄を探しながら便利屋で働いている普通の男。

今回の舞台は北京。
今年オリンピックが開催される北京。
春野(人気アナウンサー)が送ってきたDVDに兄が写っていたので、北京に行くことに。
で、いろいろとあるわけで……

今回も、前回登場した個性的なメンバーが勢ぞろい。
オリンピックに出場するためにきているプロ野球の選手(早乙女たちの友人の弟)が、普通に思えてしまう(友紀ひとり、ミーハー)。
兄の行方を知りたくて北京に来たんだけれど、野々宮の警護ばかりで、兄を見かけても行方も追えず。
王の企みも阻止し、警護も強化され、熱を出している間に帰国。
ユキちゃん、無念だよね。
うんうん、気持ちわかるよ。

早乙女の慰め方は私にはイヤだけれど、ユキちゃんには荒療治ぽくてよかったみたい。
慰め方は、もちろん、アレです、アレ。
早乙女のことが好きなんだと自覚したみたいだし。

ここからちょっと辛口かな。

この本の印刷前に、上野動物園のパンダが死んじゃったようで、日本にはパンダが上野にいるとは書いてなかった。
でも、印刷されたのは地震の前だから、それについては書いてない(当たり前だけれどね)。
聖火ランナーの最終者が誰なのかも、うまいことかわしている。
その時じゃないと、わかんないもんね。
野球の最初の対戦国は、発表される前に印刷されたようで、違っていた。
やっぱ、オリンピックがまだ開催されていないこの時期にオリンピックをしている話を出すのは、勇気がいるね。

兄ともほとんど会えずじまい(ちらっと見ただけ)。
おまけに、兄の親友で友紀の上司で兄を嵌めた田崎が友紀を助けたりして、何を考えているのかわからない。
話が1巻目に比べて、より複雑になっている。
王×兄の話も書きたい、と愁堂さんはおっしゃっているし、このシリーズ、いつ終わるんだろうね。

実は私、このシリーズが特に好きなわけではない。
愁堂さん原作で、イラストが奈良千春さんで、えっちシーンが多いのにね。

★★★
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