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「祝宴の夜に抱かれて」 [感想]

・祝宴の夜に抱かれて/日向唯稀 クロスノベルス


祝宴の夜に抱かれて (CROSS NOVELS)

祝宴の夜に抱かれて (CROSS NOVELS)

  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2023/06/09
  • メディア: 単行本



香山配膳シリーズといえばいいのか、夜に抱かれてシリーズといえばいいのか、と、このシリーズの10冊目。
今回は、大御所カップル、香山配膳の専務×社長。

高校の時の同級生だという二人。
このシリーズが始まった時からすでに専務と社長ですでにカップルになっていたから、二人のなれそめなどがわからなかった。
それは、甥の響一と響也もそうで。
知っていたのは、同じ時に入社した同僚の中尾くらい。
この本で、二人の出会いから恋人となったいきさつなどが読めた。

この二人は対等なのね。
中津川が尻に敷かれているのではなく。
そして、彼は嫉妬もするし、昇のほうもする。
花嫁よりも美しい配膳人と呼ばれている昇だけれど、その美貌で手玉に取り……なんてことはなく、実は可愛い人なのね。

高校生の時からじっくりと仲を深めていった二人。
恋人同士になったのは大学を卒業してからで、出会ってから今までの二人のゆるぎない関係だったからこそ、香山配膳がここまで発展していったのね。

二人の結婚披露宴まで書いてあり、二人のことがたっぷりとわかる内容だった。
これからも、お幸せに[黒ハート]

★★★★

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