SSブログ

「魔法遣いは魔王の蜜愛に篭絡される」 [感想]

・魔法遣いは魔王の蜜愛に篭絡される/真崎ひかる ルビー文庫


魔法遣いは魔王の蜜愛に篭絡される (角川ルビー文庫)

魔法遣いは魔王の蜜愛に篭絡される (角川ルビー文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/06/01
  • メディア: 文庫



魔王×魔法遣い。

魔王のアスラは、人のためにやっかいな魔を自分の中に取り込んでいる。
そして、それを魔法遣いの手を借りて、浄化する。
アスラ、優し過ぎるよ。
やがて、浄化は効かなくなっていく。
アスラの黄金の髪が浄化されず黒色だと、それを死を意味する。
霧となって消える。
設定が、切ない。
もっと切ないのは、不老長寿の魔法遣いが愛する者の受けいれると、その者と同じ時までしか生きられない。
いくらか浄化されなかったアスラを受けいれたヤシャも、死が近づいてきた。
新しい魔法遣いも誕生した。
新しい魔王も芽吹いた。
あとどれくらい、二人一緒にいられるのだろう。
これもある種のハッピーエンド。
切ない。
切なくて、苦しい。

★★★☆



nice!(22)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 22

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。