「情熱の連理」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「情熱の連理」　[感想] [編集]

・情熱の連理／遠野春日　BBN

出版社/メーカー: リブレ
発売日: 2023/04/19
メディア: 新書

情熱シリーズ、17作目。

遠野さん、デビューされて25年経ったとのこと。
そして、この情熱シリーズも、20年経ったと。
もうそんなに?
驚き。
最初は、ムービックからノベルズで発売されて、これで完結と思っていたら、このシリーズは人気があるので、リブレ出版から続きが出ることになり、そして、もう17冊。
早いねぇ。
すごいねぇ。
できれば、完結まで読み続けたいわ。

冬彦くんという新しい家族もでき、ますます家族らしくなってきた二人。
今回は、イジメや嫌がらせを受ける話で、よりいっそう家族らしくなってきた。
というか、家族だし。
うん。
中学生の頃って、毎日が長かったよなぁ。
嫌な授業はなかなか終わらなくて、嫌なことはずっと続いて、学校生活が全てで。
冬彦くんは私が経験した中学生活よりもずっといろんなことがあるようで、どんどん成長していっている。
私も親の気分で読んだよ。

家族らしくなってきたけれど、えっちシーンはしっかりと書かれているのがうれしい。
縁台で微睡む二人は昔から変わらなくて、そのまま寝室へ……という展開(食器はきっちりと片付けるというところも変わってない)には、ドキドキして。
えっちシーンが丁寧に書かれているところが、うれしい。
佳人の乱れ様、遥さんの色っぽさ、ぜんぜん変わっていなくて、ドキドキドキドキ。
佳人の声は置鮎さん、遥さんの声は小西さんに自然と変換されて、じっくりと読んで楽しんだ。

最近の情熱シリーズは昔の勢いがないというかつまらなくなってきた感じていたけれど、今回はよかった。
ただ、イラスト担当の円陣闇丸さんの絵が前よりも雑に、繊細な線が減って荒くなったのが残念。

★★★★

シリーズはこちら↓