「二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵始めました」 [感想]
・二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵始めました/望月麻衣 角川文庫
買ったまま放置されていた、この本。
やっと読んだ。
デビュー作「花嵐ガール」を大幅に加筆修正・改題して文庫化された。
この本のあとがきによると、デビュー作には、今の自分には決して書けない、息もつかせぬ怒涛の勢いがありました。とのこと。
はい、そうですね。
勢いがある話だと思う。
けれど、なんかちょっと、独りよがりな感じが見受けられる。
主人公であるナズナの一人称だからそうなってしまうところはあるけれど、でも、それが普段の望月さんの著作よりもあるような。
主人公の性格からそう感じてしまったのかもしれないけれど。
事件が広がり過ぎなような感じもした。
最初は普通な展開だったけれど、クライマックス近くにどんどん規模が大きくなっていって、そんな社会的に大がかりな事件が高校で起こっていたなんて。
格好良くてモテる男の子が次から次へと登場し、ナズナは別のクラス女子から(同じクラスには、女子はナズナしかいない)尻軽と言われ、彼らと親しくなっていくうちにキュンとときめいたりするナズナが、まさかのラストで、美味しいところを持って行っちゃった、表紙の二人以外の男性。
ま、そういうところがイマドキの女子高生かな。
副題がついているということは、この話、シリーズ化になるのか?
次はたぶん、買わないかもしれない。
★★☆
改稿前のデビュー作はこちら↓
二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵始めました (角川文庫)
- 作者: 望月 麻衣
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2021/02/25
- メディア: 文庫
買ったまま放置されていた、この本。
やっと読んだ。
デビュー作「花嵐ガール」を大幅に加筆修正・改題して文庫化された。
この本のあとがきによると、デビュー作には、今の自分には決して書けない、息もつかせぬ怒涛の勢いがありました。とのこと。
はい、そうですね。
勢いがある話だと思う。
けれど、なんかちょっと、独りよがりな感じが見受けられる。
主人公であるナズナの一人称だからそうなってしまうところはあるけれど、でも、それが普段の望月さんの著作よりもあるような。
主人公の性格からそう感じてしまったのかもしれないけれど。
事件が広がり過ぎなような感じもした。
最初は普通な展開だったけれど、クライマックス近くにどんどん規模が大きくなっていって、そんな社会的に大がかりな事件が高校で起こっていたなんて。
格好良くてモテる男の子が次から次へと登場し、ナズナは別のクラス女子から(同じクラスには、女子はナズナしかいない)尻軽と言われ、彼らと親しくなっていくうちにキュンとときめいたりするナズナが、まさかのラストで、美味しいところを持って行っちゃった、表紙の二人以外の男性。
ま、そういうところがイマドキの女子高生かな。
副題がついているということは、この話、シリーズ化になるのか?
次はたぶん、買わないかもしれない。
★★☆
改稿前のデビュー作はこちら↓
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