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「君はやさしい嘘をつく」 [感想]

・君はやさしい嘘をつく/愁堂れな ルチル文庫


君はやさしい嘘をつく 【イラスト付き】 (幻冬舎ルチル文庫)

君はやさしい嘘をつく 【イラスト付き】 (幻冬舎ルチル文庫)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: Kindle版



緩和ケア病棟に移動となった外科医×母親が末期癌で入院中のため、バイトで高校を退学し生活費と入院費を稼いでいる、元高校生。

正直、愁堂さんらしい話ではないな、という印象の話。
どちらかというと、朝丘戻さんに近いかな。
同情するのは彼に失礼だとわかっていても同情してしまう身の上の、陽大くん。
母親が息子を自ら運転する自動車で即死させてしまい、ショックで心を病み陽大くんの存在を忘れてしまい、死なせてしまった息子のほうだと思っている。
しかも、末期癌。
親一人子一人で、陽大くんは母親の入院費と生活費を稼ぐために高校を退学し、バイトを掛け持ちして生活を支えている。
可哀そうすぎるだろ、陽大くん。
柏木も彼のことが心配で、いろいろと気遣う。
彼が怪我をしバイトにも行けず日常生活も不自由すると、自分のマンションに一緒に住まわす。
これって、やりすぎ。
なぜこれほどまでに陽大くんに親切にするのか、それは、陽大くんのことが好きだから。
BLなんだねぇ。
途中までは普通の小説だったんだけど、母親がなくなってからはBL。
なんかなぁ……。

長くなってもいいから、BLぽくなる前の話をもっと掘り下げて欲しかったな。

★★☆

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