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「金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば」 [感想]

・金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば/峰守ひろかず ポプラ文庫ピュアフル


金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば (ポプラ文庫ピュアフル)

金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば (ポプラ文庫ピュアフル)

  • 作者: ひろかず, 峰守
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: 文庫



金沢の尾張町から主計町に抜ける暗がり坂付近にある、古妖具屋蔵借堂が舞台の話。
主人公は、半年前に祖父母が住む金沢市に引っ越してきた高校生、葛城汀一くん。

金沢市近くに住む私にとって、めちゃ短い感じられる話。
実際にある店や場所がバンバン出てきて、嬉しい。
情景が浮かんでくる。
主人公は県外からの転校生なので標準語でしゃべっているが、蔵借堂に住んでいる時雨くんがときどき金沢弁をしゃべる。
もっとしゃべってくれ、時雨くん。

新キャラ、登場。
亜香里ちゃんと同じ偏差値が高い高校に通っている、1つ年上の小春木祐くん。
彼は、妖怪祓いをしている。
亜香里ちゃんとも、当然、親しい。
汀一くん、頑張れ!
祐くんは、亜香里ちゃんのことは友人としか見てないぞ。

人間と妖怪の、共存。
開発や文明が進む中、どんどんそれは難しくなってきている。
でも、汀一と時雨のように、友人にはなれると思う。
友人は、ただそこにいるだけでいいという、時雨くん。
妖怪のことを忘れないという、汀一くん。
共存できるよね。

先日、金沢に遊びに来るという、埼玉出身在住の友人夫婦を案内するために買ったガイドブックに、暗がり坂が載っていた。
いつか、訪れてみたい。
そして、物語にはせてみたい。

★★★

シリーズはこちら↓

(P[み]6-1)金沢古妖具屋くらがり堂 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[み]6-1)金沢古妖具屋くらがり堂 (ポプラ文庫ピュアフル)

  • 作者: ひろかず, 峰守
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: 文庫



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