「わが家は祇園の拝み屋さん13」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「わが家は祇園の拝み屋さん13」　[感想] [編集]

・わが家は祇園の拝み屋さん13／望月麻衣　角川文庫

作者: 望月麻衣
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2020/10/23
メディア: Kindle版

シリーズ13冊目。

東京での事件が解決し、京都に戻ってきた、小春ちゃんと澪人。
帯には、原点回帰のほっこり京都日常編。
まさに、ほっこりだった。

コウメの友達だという白狐からの依頼は、やんごとなきお方を喜ばせたい、というもの。
そのやんごとなきお方というのはなかなか明らかにならないが、祭りの当日、本人がやっと登場。
どんな神さまかと思いきや、なんと、叔父の宗次朗のことだった。
しかも、杏ちゃんと一緒に。
しかも、この二人、結婚することになったと。
めでたい、めでたい！
杏ちゃんはずっと宗次朗のことが好きで、女優になってもそれは変わらず、恋が実ったわけだ。
両家も、大喜び。
めでたい、めでたい！
伏見の地で、お二人、お幸せに

再び櫻井家に下宿することになった、澪人。
けれど、本部の仕事が忙しくて、帰宅するのは夜遅く。
寂しく思う小春ちゃん。
大学もあるし、無理ないかと思いきや、なんと澪人、意識的に遅くまで事務局にいると。
澪人と朔也のボーイズトークで、恋バナ。
そっか。
同じ屋根の下というおいしい状況だから、彼女に触れたい、キスしたい、抱きしめたい…と思うのは、当然だよね。
それを我慢していたのか。
うんうん、澪人も恋する男子なのね。
朔也も片想いしていて、今の親しい関係を壊したくないから告白できないというのも、わかる。
切ないよね。
その後の嵐の夜、小春ちゃんとドキドキも甘い夜を過ごすことができ、よかったよかった。

本編の他に、番外編も収録。
なんと、「京都寺町三条のホームズ」とのコラボショート。
澪人が小春ちゃんを誘って、骨董店・蔵に行く話。
澪人と小春ちゃん、そして、ホームズさんと葵ちゃんは、まだ付き合っていない、初めの頃の話。
相手の目を見るとその人が思っていることがわかってしまう、小春ちゃん。
見ないようにしたんだけれど、ホームズさんが思っていることがだだ漏れ。
そんなに葵ちゃんのことが好きなんかい、ホームズさん！www
可笑し過ぎるし。

もう少し続くという、このシリーズ。
次の事件はどんなのかな?

★★★★☆

シリーズはこちら↓