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「NOIS 警視庁国家観測調査室」 [感想]

・NOIS 警視庁国家観測調査室/藤崎都 X文庫WH





警視庁情報統括部の裏の顔、国家観測調査室ーNOISの特殊分析官と特殊捜査官とのバディの話。

この文庫、X文庫にしては、薄い。
ページ数も、220ページしかない。
なのに、定価が税別の780円。
高い!
ほとんどノベルズの値段じゃないか。
うーん[バッド(下向き矢印)]

と、価格のことは置いておいて。

この話、最初は受視点、残り半分は攻視点で書かれている。
だから、どちらの感情もわかり、読みやすい。
受のあこがれだと思っていたが、まさか攻も初めて会った時から惹かれていたなんて。
それで、この本、ページ数が少ないのか?

事件も、大使館員や側近が犯人で、来日するとある国の公子がテロリストに狙わているという大層なわりには、あっけなく解決する。
これもページ数が少ない理由だろう。
ハラハラドキドキが少ない。

藤崎さんは、デビュー当時からルビー文庫で中村春菊さんの純ロマシリーズのコラボ小説を書いていたんだけれど、もう書かないんだろうか。
書いて欲しいな。

★★★

nice!(33)  コメント(4) 
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コメント 4

いっぷく

刷り部数が少ないと高い値段設定にせざるを得なくなりますね。
私も『生徒諸君!』すべて熟読したわけではないのですが、少し長すぎかな。私は河あきらさんの『いらかの波』が青春ラブコメの理想なんですけどね。
by いっぷく (2020-05-08 15:55) 

moz

「最初は受視点、残り半分は攻視点」って、初めの方と後半部分で書き方が違っているんですね。第一章、第二章とかで違っているのではないとすると面白い書き方ですね。
短い感じと言うのは、初めからページ数でも決まって書かれているのでしょうか? そう言う感じなら、もう少し頁増やせばよかったのに?? ^^;
自粛期間長引いてしまいましたね。と言うことで、又本を仕入れてしまいました。村上春樹さんの新刊と、コミックで「波よきいてくれ」、「ギャルと恐竜」!! コミックは深夜アニメを見て面白かったので ^^ 笑
by moz (2020-05-09 07:37) 

ピンキィモモ

いっぷくさま>
「いらかの波」、読みました。
主人公の男の子が、将来は大工になると決めて、それに向かって努力する姿がよかったです。
by ピンキィモモ (2020-05-09 17:50) 

ピンキィモモ

mozさま>
同じ日に発売された同じレーベルの本は、普通の厚さでしたから、この本だけが薄かったようです。
もっと掘り下げて書いて欲しかったです。

図書館で「東京バンドワゴン」の新作を予約しているのですが、この状況なのでいつ読めるかわかりません。
早く、読みたいです。
by ピンキィモモ (2020-05-09 17:55) 

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