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「堕天使は姦淫する」 [感想]

・堕天使は姦淫する/ふゆの仁子 BBN


堕天使は姦淫する (ビーボーイノベルズ)

堕天使は姦淫する (ビーボーイノベルズ)

  • 作者: ふゆの 仁子
  • 出版社/メーカー: リブレ出版
  • 発売日: 2014/01/17
  • メディア: 新書



世界中のエリートが集う国際会議での話。

帯には、すべてを捨てて淫らな貴方にひざまずくと、大きく。
その下には、高校時代の恋人と仕事先で再会、燃えあがる身体、止められない気持ち。だけど二人の間には…!?
裏には、翠をめぐるエリートたち。野望と愛憎、真相は誰の手に
そして、攻と受に、会議に出席する大学からの友人二人を含む、登場人物の紹介。
読んでみたら、どうも違うんですけれど……。

すべてを捨ててって、何も捨ててないし。
友人は、元恋人で、もとさやになろうととかじゃなくて、翠のことを大切に思っているし。
そして、攻のアンバー。
初恋の相手を知り、すねて逃げ回る、ヘタレなんですけれど。
野望と愛憎、そんなにたいしたことないんですけれど。
うーん……。

いろいろなゴージャスな設定がほとんど活かしきれていないのも、残念。
会議に出席している人たちと知り合いになっていないし(なったのは、ひとりだけ)。
父親を責任をすべて押し付け追い出した叔父と会社に復讐するとか、思っていなくて、ただ、会社を乗っ取ってやると宣言するだけだし(今のところ)。

カラーイラストはいいんだけれど、白黒ではもうちょっとというのもあり。

なんか、いろいろと残念な話だった。
でもさ、続編とか、スピンオフとか、出そうな気がする。

★★☆

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