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「Power-白衣の愛欲-」(出版社ペーパー&コミコミ特典小冊子付) [感想]

・Power-白衣の愛欲-/日向唯稀 クロスノベルス (出版社ペーパー&コミコミ特典小冊子付)





Dr.シリーズ、13冊目!
今回は、新カップルで同級生の研修医の話。

首席で卒業した織原は是非にと望まれて、東都ではない違う病院に研修医として行ったのに、毎日毎日レポート書きと雑務ばかり。
2年も、そんな状態。
どんどんストレスが溜まっていく。
黒川が当麻のオーベンとなったお祝いをかねた同窓会で、再会した二人。
酔って介抱してくれた当麻に、「自分はいてもいなくても同じだ」と吐露。
織原のことが好きだった当麻は、織原を抱き……。

私、日向さん本は、たぶんデビュー間もない頃から読んでいるが、おちゃらけなところが、正直、好きではない。
このシリーズはさすがに医療ものなのでその部分はほとんどないから、わりと読んでいた。
でも、今回の話に、出てきた。
うーん、それがすごく残念。
パワハラという重い話を明るくしてしてくれているんだけれど、同じ東都だからといって、そこまでやる?!
精神的においつめられた織原のためにといっても、黒川や和泉までもが。
当麻も織原も、まだ研修医だからといっても。
おそるべし、東都!

題名は「白衣の愛欲」となっているが、そんなエロくはない。
白衣を着たまま無理やり……、というシーンは、残念ながら?ない。

白石が織原に言った言葉が、いい。
感じる辛さに優劣などない
うん、そうだね。
その人その人にとって違うもの。
うん、うん。
白石が言うから、すごく意義があるね。

まだ研修医で、医者としてはまだまだな、二人。
恋も仕事も、これから二人で、頑張って!

出版社ペーパーは、同窓会の時の、織原が倒れた時のSS。
そんなことがあったのか……。
これって、運命だね[黒ハート]

コミコミ特典番外編小冊子は、「マドンナたちにはご用心!」。
歴代のマドンナたちが、あれからも織原が苛められていないか心配して、防犯ブザーならぬ防犯悲鳴器を作ってあげる、話。
その機械を、えっちの最中に踏んで鳴らしてしまい……!・笑
おちゃらけな話。

★★★☆

シリーズはこちら↓

Love Hazard―白衣の哀願 (クロスノベルス)

Love Hazard―白衣の哀願 (クロスノベルス)

  • 作者: 日向 唯稀
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2009/05/11
  • メディア: 単行本



Memory-白衣の激情- (クロスノベルス)

Memory-白衣の激情- (クロスノベルス)

  • 作者: 日向 唯稀
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



Today―白衣の渇愛 (クロスノベルス)

Today―白衣の渇愛 (クロスノベルス)

  • 作者: 日向 唯稀
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本



PURE SOUL―白衣の慟哭 (クロスノベルス)

PURE SOUL―白衣の慟哭 (クロスノベルス)

  • 作者: 日向 唯稀
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本



Heart―白衣の選択 (クロスノベルス)

Heart―白衣の選択 (クロスノベルス)

  • 作者: 日向 唯稀
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本



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