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「恋惑う外交官の動揺」 [感想]

・恋惑う外交官の動揺/バーバラ片桐 ローズキーノベルズ

恋惑う外交官の動揺 (ローズキーノベルズ)

恋惑う外交官の動揺 (ローズキーノベルズ)

  • 作者: バーバラ片桐
  • 出版社/メーカー: ブライト出版
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本



人身売買対策チームの外交官の、先輩×後輩。

後輩の鈴木は、出世したいと思っている。
先輩の遠藤は、出世欲なし。
本当にキャリア官僚か?!と思っちゃうほど、伸びやかというか、飄々としているというか。
バンコクでのフォーラム中に、外務大臣を狙撃から守るために、大臣に飛び蹴りをかましちゃう男。
やけに、風俗に詳しいって、どうよ?

そんな遠藤だけど、恋人が特定行方不明者だったなんて。
外務省に入ったのも、彼女を探したいからという理由で。
BLの攻とは思えない、設定の攻。
しかも、鈴木に「慰めてくれ」と甘えるなんて。
でも。
うん。
こういう攻、嫌いじゃないよ、私は。

外務省の外交官の二人だけれど、警官のような事件のシーン(人身売買)ばかりで、ハラハラドキドキしながら読んでいったよ。

どちらかというと鈴木側で書かれている話だけれど、これが遠藤視点で書かれていたら、前半はじめじめ切ない話になったかもしれない。
鈴木側が多いから、切なさよりも、遠藤を客観的に見られて、遠藤という男に人間くささが出ていた。
事件も解決し、二人は恋人同士になったけれど、鈴木はこれからも遠藤に振り回されていくんだろうな・笑

★★★☆

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