「カジノ王と熱恋の賭け」

・カジノ王と熱恋の賭け／水瀬結月　BBN

コミコミさんなら、ペーパー付

2011年8月発売ノベルス【ペーパー付★】カジノ王と熱恋の賭け

• ショップ: 中央書店コミコミスタジオ
• 価格: 892 円

カジノ王と熱恋の賭け (ビーボーイノベルズ)

• 作者: 水瀬 結月
• 出版社/メーカー: リブレ出版
• 発売日: 2011/08
• メディア: 単行本

ヴェネツィアが舞台の、カジノ王×乙女で晩生なゲイのケータイ小説家。
カジノ王と賭けをするが、それは、恋人(プラトニック)が作った借金を賭けてで、対立するのではない。
賭けの場面は、起承転結の起の部分。
あくまでも、話はロマンチック。

最初は、なんでこんなヤツ(攻ではなく恋人)のことが好きなんだろう?と思っていた。
どう見ても、聖のことを愛していないじゃんっ。
聖のことほっといて、賭け事ばかりして、女の人と一緒にいて。
会員なのは聖で、というか、ねだって会員にさせ、自分ばかり遊ぶ。
挙句の果てに、到底払えない借金を作って。
でも、ずっとゲイで悩んでバレて皆から避けられていた時に、中司が救ってくれんだんだよね。
嬉しかったんだよね。
うんうん。
そしたら、仕方ないか。

でも、聖の想いを愛ではなく執着だと言ったのが、レオ。
レオ、会員になるための書類に貼られた聖の写真に一目惚れし、レオをイタリア人らしいキザとも言えるような言葉で、聖を口説く。
時には、強引に、キス
レオ、いい男だ。

二人が観光する場面は、めちゃロマンティック。
ゴンドラに乗り、橋の下での、キス
いいわぁ

露天風呂でのえっちシーンも、ロマンティック。
ただ、えっちシーンがこれのみなのが、残念。

読み終えてしばらくは、この本の世界に浸り、現実に戻ってくるまで時間がかかった。

イラストが私の好きな高階佑さんなのも、うれしい。
カジノの話なので、燕尾服率高し！

★★★