「タクミくんシリーズ風と光と月と犬」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「タクミくんシリーズ風と光と月と犬」　[感想] [編集]

・タクミくんシリーズ風と光と月と犬／ごとうしのぶ　角川書店

作者: ごとう　しのぶ
出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2011/09/01
メディア: 単行本

タクミくんシリーズ最新刊は、ルビー文庫ではなく書籍(ソフトカバー)で発売。

三洲の話の表題作の他に、ペーパー配布された話(表題作の前ふり的内容)と、ツイッターに掲載された話も、収録。

表題作の題名「風と光と月と犬」の「風」はとりまく環境、「光」はギイ、「月」は恋愛、「犬」はもちろん真行寺のこと。

夏休みの島に行っていた２日後の登校日。
島での話が発売されたのは、もう何年も前のこと。
内容、あまり覚えていないし……

いいの、読んでいるうちに思い出すから。
まぁまぁ、思い出したよ・笑

三洲、けっこう重いものを抱えてたんだね。
でも、もう大丈夫だね。
その証拠に、父親に真行寺のことが好きだと言ったし。
お父さん、さすが詞堂出身だ。
また、医者の家系なのに、成績もよかったのに、医者にならなかったし。
お母さんとも、仲がいいんだね。
電話で話す声、弾んでたよ、三洲。
真行寺、よかったね。
あなたのまっすぐなところがよかったんだよ。

野沢、久しぶりだ。
その恋人、駒澤も久しぶり。
野沢、恋人の誕生日は覚えてないけれど、背中に爪痕を残しちゃったりするんだ。
可愛いとこ、あるね。

シリーズ主人公もタクミくんとギイも、ちゃんと出ている。
ギイと三洲、少しは仲良くなった。
タクミくん、三洲のことがよくわかっているね。
当たりだったよ。

ギイ、アメリカですでに大学まで行っていたんだ。
でも、タクミと友達になりたくて、日本の高校の詞堂にきたんだ。
アメリカでは、同じ年の同級生がいなかった、ギイ。
詞堂にきて、ごく普通の高校生活をおくれている。
よかったね。

ツイッターで発表された「サクラ・サクラ」。
皆でお花見しようとする話。
タクミくん視点。

お花見も、文化祭も、今年が最後。
三年生だもんね。

今は何も思わなくても、あと何年か経ったら、詞堂でのことがキラキラしたものだとわかる。
かけがえのないものだと。
あれが青春だったと。
それが、タクミくんシリーズには描かれている。

表紙、口絵は、イラスト担当のおおや和美さんの描き下ろし。
中に白黒イラストは、なし。

★★★★

シリーズはこちら↓