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「言ノ葉ノ世界」 [感想]

・言ノ葉ノ世界/砂原糖子 ディアプラス文庫


言ノ葉ノ世界 (新書館ディアプラス文庫 240)

言ノ葉ノ世界 (新書館ディアプラス文庫 240)

  • 作者: 砂原 糖子
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫



1月末にドラマCDが発売される、この本。
砂原さんの著書はまったく読んだことがないが、キャストがいいので(三木眞一郎さん×平川大輔さん神谷浩史さん小野大輔さん)、原作を読んでから購入しようかどうしようか決めようと思い、年末に買って年始に読んだ。

本編「言ノ葉ノ花」スピンオフ。
パラレルワールド。
雑誌に掲載された表題作に、書き下ろしの続編。
攻は心の声が聞こえる。
言ノ葉ノ花」の主人公も違う役で登場。
ちなみに、「言ノ葉ノ花」も読んでいないし、聴いていない。

生まれた時から人の心の声が聞こえる、仮原×ゲイで人の良い大学准教授、藤野。
年下攻。

他の人の心の声を聞きたいか
うーん。
私は別に聴きたいとは思わないな。
片思いの人は「彼は私のことをどう思っているのか、知りたい」と、思うだろうな。
でも、心の声は、好きな人だけじゃなく、他の人、不特定多数の声が聞こえるわけで。
負の声ばかりだと、疲れちゃうよ。
特に人ごみでは。
それに、人の心がわからないから、相手のことをより知りたいと思い、その人にふれあったりして、いろんな関係ができていくんじゃないのかな。

人の声が聞こえることによって幼い頃から疎まれ、家族との縁が薄く、ちゃんと人とふれあったりできない、しようとはしない、仮原。
心の声と口に出す声が同じ藤野と出会いふれあい、仮原は変わっていく。
この話は、仮原視点で進んでいく。

この話、書評はけっこういいんだよね。
でも、私は、わりと普通だった。
うーん。
誰かの、好きな人の心の声を聴きたい、と思っていないから?
本編を読んでいないから?

表題作のラストは、切なくなったけどね。
じっくりともう一度読んだら、評価は上がるような気がする。

★★★

シリーズはこちら↓

言ノ葉ノ花 (新書館ディアプラス文庫)

言ノ葉ノ花 (新書館ディアプラス文庫)

  • 作者: 砂原 糖子
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2007/09/10
  • メディア: 文庫









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