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「骨董通りの恋人」 [感想]

・骨董通りの恋人/遠野春日 SHYノベルズ


骨董通りの恋人 (SHYノベルズ)

骨董通りの恋人 (SHYノベルズ)

  • 作者: 遠野 春日
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2009/08/29
  • メディア: 新書



遠野さん、久しぶりのSHYノベルズ。
貴族シリーズではなく、大学生同士の可愛い恋の話

舞台は、骨董店と大学。

大学近くの骨董店にふらりと入った攻が、大正時代の格好をした看板娘に一目惚れ。
でも、その子は……。
同じ大学の学生で、男だった!
女装コスプレでバイトしていることは、大学ではわりと知られていたが、桂一は知らなかった。
男だと知っても、親しくなりたいと思った。
相手が手ごわそうだったから、余計に。
そうだよね、よそよそしてほうが落としたい!と思うもんね。
やばいぞ、ちなつ!
店長が探している女雛を知っているという桂一。
見せる代わりに、デートしてと。
それも、その格好して。
やばいぞ、ちなつ!

攻・受、交互に話が進んでいくから、お互いの気持ちがわかって、読みやすい。

桂一、お坊ちゃまだったんだ。

ちなつ、怒った姿も可愛い。
天邪鬼というか、ツンツンしているというか、意固地というか、そういう所も可愛い。
でもね、ちゃんとデレな部分もあって、可愛い。
こりゃやばいよ、ちなつ!

ちなつも桂一が好きで、そもそも、店に入ってきたときから桂一が誰だか知っていたもん。
もともと桂一に興味があったんだね。

えっちシーンも、初めてのちなつを気遣い、ちなつも可愛いい。
ラスト、膝の上に座らせる桂一に、口から砂が出そうになり、ちなつもそこに座り、砂が出たよ。
甘ーい!
そして、初々しい。

最近、こういう話は少なくなったな。
特殊職業の、激しいものばかりで。
同じような話ばかりだと、読む気があまりしないね。
だから、食指がわかなくなり、購入本が少なくなったのかも。

★★★
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